混浴温泉の常連たち。冬の終わりに久しぶりにそろった仲間の湯


ある冬の日。
まだ道端には雪が残っていたけれど、日差しはどこかやわらかく、比較的あたたかい一日だった。

冬のあいだは、ぬる湯の露天風呂はどうしても寒くなる。
そのため、行ける混浴の選択肢も少し減る。

けれどこの日は、
「このあたたかさなら大丈夫かもしれないね」と話して、
久しぶりにいつもの混浴へ行ってみることにした。

考えることは、みんな同じだったようだ。

浴場には、しばらく顔を見ていなかったお馴染みの顔ぶれがそろっていた。


混浴に通う人たちはどんな人?

混浴に毎週のように通う人たちは、ほとんどが男性。
そして、たまに私のような、少し変わった趣味の女性が混じっている。

でも、ここに集まる人たちは
エロ目的の前に、単純に温泉が大好きなのだ。

なにせ、一日中温泉に入っている人もいるくらい。
とにかく「気持ちのいい湯」が好きな仲間たち。

毎週のように顔を合わせていると、
いつのまにか部活仲間のような、ゆるい仲間意識が生まれてくる。

性別も、仕事も、立場も関係ない。
文字通り、裸の付き合いだ。

不思議なことに、
いつも裸で湯を共にしていると、裸でいることが当たり前になって、
エロさをほとんど感じなくなってくる。

むしろ逆に、
服を着て外で会う方が、なんとなく気恥ずかしい。

これは混浴仲間のあいだでは、わりとよくある不思議な現象だ(笑)

慣れというのは、本当に面白い。


この日の湯は、とても穏やかだった。

誰かが特別なことをするわけでもなく、
ただ、のんびりと湯につかりながら、ぽつぽつと会話が続く。

冬の空気と、やわらかな湯。
久しぶりにそろった顔ぶれ。

静かで、心地よくて、楽しい時間だった。

こんな混浴が、
これからもずっと続いていけばいいなと、
湯の中で、ふとそんなことを思った。


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