
最近はイベント続きで、
泊まりで群馬に来ることが多かった。
だからなのか、
久しぶりの日帰り群馬は、
なんだか特にあっという間だった。
冬の間は、
帰りの駅のホームで電車を待つ時間が少し苦手だった。
冷たい空気の中で、
少しずつ身体が現実に戻っていく感じがして。
楽しかった時間の余韻と、
東京へ戻っていく寂しさが重なって、
胸にじわっとくるものがあった。
でも今日は、
寒さも少し和らいできたからか、
そんな切なさもどこかやわらかい。
帰りの電車の中で、
「ああ、今日も楽しかったなぁ」
そんなふうに、静かに一日を噛みしめている。
今週は東京もずっと寒い日が続いていて、
「温泉に入ったら気持ちいいだろうなぁ」
なんて考えていた。
でも、体調はいまいち。
正直、今週はやめておこうかなとも思っていた。
だけど、こういう時こそ、
静かな湯に浸かりたくなる。
気づけば結局、群馬に向かっていた。
体調が悪くても、良くても。
晴れていても、雨でも。
暑くても、寒くても。
忙しくても、暇でも。
結局は来てしまう。
もう観光という感じではなくて、
身体が自然と戻ってきてしまう場所なのかもしれない。
今日は群馬も曇り空で、時々小雨。
少し肌寒かったから、
「今日は空いてるかもね〜」
なんて話しながら、いつもの湯へ向かった。
でも、着いてみると駐車場は意外と埋まっていて、
「あれ、けっこういるね(笑)」
と言いながら中へ。
湯には、常連さんや顔見知りの人たちが多くて、
全体にまったりと穏やかな空気が流れていた。
小雨はぱらついていたけれど、
樹の下にいればほとんど気にならない程度。
むしろ今日は、日差しを気にせず、
みんなが思い思いの場所で湯につかっていて、
その感じがとても心地よかった。
湯に浸かりながら、
あちらこちらでワニさん達と静かに話したり。
「最近どう?」
なんて、取り留めのない話をしたり。
体調を崩していたと聞いていたカップルさんも来ていて、
元気そうな顔が見れて、ちょっと安心した。
特別な出来事があるわけじゃない。
でも、
ただ同じ湯に浸かって、
少し話して、
ぼーっとして。
そういう時間が、
気づけば自分をかなり回復させている。
そのうちに、男女の団体さんがやってきて、
少し賑やかになってきた。
ちょうどお腹も空いてきたので、
「そろそろ上がろうか」
と言いながら湯を出る。
帰り道、冷えた空気の中を歩きながら、
今日も来てよかったなぁと思った。
東京で、
これ以上、楽しくて癒される時間って、
もうなかなか見つからない気がする。
今日も湯と、
群馬の自然と、
湯の仲間たちに癒された1日だった。
